蛇を飲む。
久しぶりに内視鏡を飲みました。いわゆる胃カメラって奴です。何回飲んでも気持ちのいいものではないです、アレは!あ、そうそう、上の口で飲む方です。もうひとつの方じゃない奴です。(「もうひとつの方」は、ラッキーなことにまだバージンです!)
さて、内視鏡で一番つらいのは、なんと言っても「喉入れの儀式」と私が勝手に呼んでいる、カメラを初めて喉に押し込む時です。これがかなり涙ものです。煙草吸う人ならわかると思うのですが、歯磨きしててオエッとなる奴、あれの数十倍の奴が休むことなく連続で来ます。麻酔はしてるので痛みはほとんどないのですが、オエッの激しい奴がしばらくの間、と言ってもたぶん数秒間ですが、私的にはまるで永遠に続くかのように襲ってきます。そこさえ過ぎれば、あとは意外と頑張れます。
喉入れの儀式以降は意外と大丈夫です。「胃洗いの儀式」と私が勝手に呼んでいる何かの液体を使った胃の洗浄も、違和感こそありますが、まあまあ大丈夫です。ただ、今回とくに丁寧にやってくれた「十二指腸の訪問」はかなりきつかったです。「喉入れの儀式」パート2という感じで、しかも、感触はかなり深くて、たまらなかったです。
しかも今日の内視鏡技師の先生には、横にインターンの女の子がついてて、先生がその子にいろいろ教えながら作業を進めてました。「ハイ、ここ一番大事!丁寧に行くこと!」とか、ブツブツ言ってる訳です。意外と気になります。一番参った場面は、もっとも苦しかった「十二指腸の訪問」の時に来ました。
医師「これ、みんなよく忘れるんだけど、こーゆーところをしっかりとめくったりしないと、見逃したりするから気を付けるように!
私「……(コーユートコロってどこ?めくるってどんな風に?!見逃すって何を?!…とっても気になりますが、私は喉から胃袋まで大変なモノが入っているので、喋りたくても喋れません!)」
医師「実際、こーゆーのをめくると、」
私「……(え、もしかして今、僕の何かをめくってる訳?!何を?!どうやって?!どうなってるの?!実際?!…不安は募りますが、相変わらず喋ることは出来ません!)」
医師「で、めくったらホラ、潰瘍が見つかったり…」
私「!!!……(マジで焦りました!思わず目をカッと見開いて先生の顔を睨み付けるほどに!)」
医師「あ、伊藤さんのことじゃないです。例えば、の話ですから安心して下さい」
私「……(正直、かなりホッとした。涙目がさらに濃くなりました)」
やっぱり、何度やっても気持ちのいいものじゃないので、カラダには気を付けないといけません!でもって、胃の中の写真を見せられると、かなりショックです。もうちょっとカラダには気を付けないといかんな〜とつくづく思います。
※胃内視鏡の先端部はだいたいこんな感じです。こんな奴を口の中に入れられてしまいます。帰宅後に、こんなページも見つけました。読んどけば良かった。とくに、「麻酔の仕方」に出てくる麻酔ゼリーを長めに飲んでもいいってことは知らりませんでした!ただ、「おしゃべりになる」に関しては、胃カメラ飲んでる最中に何度か喋ろうとして、先生から優しく怒られました。たぶん、ここに書いてある「おしゃべり」って胃カメラ飲む前なんでしょうね。
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