パウエルという人。
「パウエル長官はこれまでにも、「妻との約束」を理由に、二期目を務めるつもりはないと周囲に話していた。」
パウエルの人格が伝え聞くところに近いものだとすると、上のような話、結構ホントっぽく感じます。でも同時に、結果として、二期目の国務長官を蹴ることによって、やがて彼が一期目の大統領になる可能性も高くなるように思います。
まず、パウエルがブッシュ政権から身を引けば同政権の憎いばかりのバランス感覚は失われてしまいます。その結果、もしも二期目のブッシュ政権が続いていたら、そんなバランスを欠いた政権とは無関係な存在でパウエルはいられます。そして、バランスを欠いた政権が何かとんでもない失政をやらかしたら、その時、共和党内部にパウエル待望論が起こるはずです。というのも、その時、民主党はかなり鳩派の印象が強い(例えば、ヒラリー・クリントンのような女性)候補を立てている可能性が高いからです。パウエルはそれと互角に勝負できる貴重な共和党のカードです。そういう意味で、彼が二期目の国務長官を引き受けないことは、彼をさらに大統領へと近づけるだろうと想像する訳です。彼の大統領就任に、彼の奥さんは猛反対するかもしれませんが…。
ただし、上記のニュースはその後、本人の口からも否定されていますので、その真相すらもよくわかりません。
一方で、パウエルが大統領になるかどうかは、ブッシュ政権が中東問題を解決できるかどうかにもかかっています。第一次政権であれ、第二次政権であれ、ブッシュがそれを達成してしまえば、パウエル大統領の目はなくなるでしょう。とくに、ブッシュ政権の今後は、北朝鮮問題よりもこの中東和平問題にあると思います。それは、一般的な米国人にとって、より身近な問題だからです。
例によって、テロリストから威嚇と現実的な攻撃の中、中東和平プロセスは、小さな失敗を挟みながらも、ゆっくりと確実に進んでいます。(どこまで続くのかドキドキものですが…)
好き嫌いは別にして、ブッシュ政権は戦争も和平もかなりの豪腕です。そうそう、簡単に扱えるようなタマではないな〜と思います。
※…と、パウエルという政治家(元は軍人ですが…)と彼の未来にはとっても興味があるもので、久しぶりに硬いテーマについて書いてみました。
※さて、それに比べると、とてつもなく柔らかい、というか、柔らかすぎるテーマですが、私自身の節煙運動は無事、6日目もクリアしました!途中、寝不足状態のまま仕事で煮詰まってしまい、かなりの本数を吸ってしまったりもしたのですが、そこからの強引な追い上げで何とかクリアしました!煮詰まってしまった瞬間には、多少自分に嘘をついてしまおう(例の電子手帳の禁煙ソフトに煙草を吸ったことを入力しないでおこう!…とか)という悪魔の声も耳元で聞こえてきたのですが、だんだん私、この節煙ゲームが楽しくなってきているのかもしれません。一日の後半になると、何とか本数を少なめに押さえて、24時直前に、続けて何本か吸ってやろう!(←意味あるのか?)という妙な情熱に突き動かされて、かなりの気合いで煙草を我慢できるようになってきてました。さて、この気合い、この情熱、どこまで続くのか?
※あ、そうそう、さっきこのサイトを開いたら、3000アクセスを越えていました。相変わらず方向の定まらないサイトなのに、いつも覗きに来てくれてる皆さん、ありがとうございます。
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