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2003.11.27

微弱な電流

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 さて、先週から私は、禁煙外来の担当医の言いつけも守らずに、禁煙パッチさえ貼らずにひたすら禁煙を続けているのですが、今日はなぜにそんな無茶なことをしているのかという説明をしておきましょう。

 実を言うと、そもそもはとっても下らない理由だったりします。

 先週の始め、禁煙パッチの追加分を貰うために禁煙外来の先生の診察に行ってきたのですが、その時に担当の先生が私に対して「ちょっぴり挑発的なこと」を言いました。

 たとえば、

「節煙より禁煙の方が楽ですか?でもそれは禁煙パッチを貼ってるせいですよね?」
「なるほど、禁煙パッチを貼るのを我慢してますか?でも、いつまで続きますかね?」
「では、念のため、今回も前回と同じだけ禁煙パッチを出しておきましょうね」
「私(医者)の場合、完全に禁煙出来たのは3年後ですね」
「どんな人間でも、3年間は安心できません!いつでも挫折するものです!」

…などなど。

 冷静に考えると、たぶんこれらは、私の禁煙がしっかりと続くことを願っての、先生からの優しさに満ちた言葉だったと思うのですが、当時の私は急激な禁煙中だったせいもあって、それなりにイラついていており、これらの言葉を聞いた瞬間私は思わず「コンチクショー!」と思っていました。

 で、思ったのです。

 絶対にアンタ(禁煙外来の担当医)の予想や期待を、すべて裏切ってやる!…と。

 ただし、本当に裏切ってしまって、私が禁煙を破ってしまったら意味がないので、彼の予想を超えた禁煙をして、その鼻を明かしてやろうと思ったのです。そんな、私のちょっとした内燃エンジン内に灯った青白い炎を着火点にして、実は、私の完全禁煙は始まったのです。

 改めて思い出してみると、そもそも今回の長い節煙〜禁煙大作戦を始めるきっかけのひとつになったタレントIさんの言葉も、当時の私にはかなり挑発的なものに聞こえました。言葉遣いこそ丁寧でしたが、「ま、僕(タレントIさん)の場合は(完全に禁煙を)出来たけど、これは誰にでも出来るというものではありませんからね」という、妙に私の自尊心をくすぐる彼のコトバのせいで、当時の私は今回の節煙大作戦を始めたと言っても過言ではありません。

 さて、ここでつくづくと思います。どうやら私が何かに燃えるためのきっかけとなるものはいつも、なぜかこの種の「小さなイラダチ」にあるようです。

 さらに思います。

 煙草というのはそもそも、全身に微弱な電流を流すことで、それを吸う者にけだるく心地よい快感を全身に感じさせくれるものだそうです。だとすると、私は今、煙草の微かな快感的刺激の代替物質として、この種の「小さなイラダチ」を使っているとも言えます。あまり健全な感じはしませんが、現在のところ、完全禁煙から9日目に突入!さて、どこまで続くのやら?


※犬が飼い主女性の敵討ちをとって、馬が飼い主警官の敵討ちをとったとすると、かなり興味深いニュースになるのですが、さて、どうなのでしょう?>犬が馬襲って警官落ち、馬が人間蹴り返す

※げ!直接メールをいただいてビックリしました。どうやらこのサイト、この人にも見つかってしまったようです。ようこそ、こんな僻地まで!ついでに、サイトデザインのリフォームもお願いします!(笑)

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