禁煙パッチの威力!
で、確か、禁煙開始時間(11月1日午前0時)直前までの話はしたよね?という訳で、話はその続きから。
さて、いよいよ禁煙スタートです。気合いが入っていたのか、禁煙開始と共に始まった打合せは、とくに問題もなく終わりました。続いては自宅に戻ってからの〆切執筆です。これも禁煙パイポなんかを利用しつつ、何とか乗り切って夜明け前には久しぶりにベッドに入って眠りました。こうして、禁煙開始からの5時間ほどは、あっという間に終わってしまいました。これは案外、何とかなるかもしれない!そんな気分になりました。
で、このまま11月1日〜2日の午前中と、かなりイイ感じで頑張っていたのですが、だんだん仕事がハードになってきて、2日のお昼頃、とうとう我慢の限界が来て、どうしても煙草を吸いたくて吸いたくてしょうがなくなってしまいました。そこで、ここで初めて「禁煙パッチ」に手を伸ばしました。
製品はコレです。「ニコチネルTTS」という奴。かなり有名な製品だと思います。大昔に、海外出張の時に知り合いに貰った(貼ったけど、機内でずっと寝てたので効果のほどは不明!)のも、確かこれでした。使用するための特徴は、その時と同じく、包装が厳重すぎてハサミやカッターなしにはビニール袋を破ることが出来ないことです。(これ、何とかして欲しいな!)
さて、いよいよコイツを脇腹のあたりに貼ってみました。禁煙外来のお医者さんによると、貼る場所はどこでもいい。出来れば、癖にならないように場所は毎回変えた方がいいそうです。という訳で、右の脇腹あたりに貼ってみました。自分で目視確認するには手頃な位置だと思ったからです。ですが、この位置に貼ったことにより、あとで後悔することになりました。
というのもこの製品、シール部分が少なくて、おまけにシールの粘着力がめっぽう弱いので、脇腹のような動きの大きな場所には向いていなかったのです。このパッチはだいたい24時間の効果があるのですが、脇腹に貼ったせいで、この後、何度も何度も貼り直すことになりました。しかも、そのたびに粘着力はますます弱くなって、一度はトイレで便器の中にあわや!という瞬間まで経験しました。
さて、粘着力はともかく、問題はその効果です!その効果のほどは…?
これが凄いのです!マジ凄いです。禁煙開始から30時間以上も貼るのを我慢し続けたせいもあるのか、禁煙パッチの中でももっとも効き目の強い「ニコチネルTTS 30」(←この数字がデカイほど効き目が強いらしい)だったせいか、とにかく、これを貼った瞬間から、ついさっきまで吸いたくて吸いたくてしょうがなかった煙草を、まったく吸う気が起きないのです。これってもしかしたら自己暗示?…と思いたくなるほどの凄まじい効果です。これで、禁煙開始以来初めての危機は、いとも簡単に乗り切ることが出来ました。
その後も仕事はいつものように続き、以下のルールで禁煙パッチとつきあっています。
●禁煙パッチの効果が切れた後は、
我慢できる限りは次のパッチを貼らない
●たまに長時間寝られるタイミングでは、
禁煙パッチを剥がして寝る
●いつでも貼れるように、どこにでも貼れるように、
ハサミと医薬用の補助シールを常時携行
以来、完全徹夜も何度か経験し、長時間の会議も幾度か経験しましたが、何とか今のところ完全禁煙は続いています。おまけに、上記の自分勝手なルールを守っているせいで11月6日現在、使った禁煙パッチの枚数はまだ4枚です。
とにかく、科学的なものなのか、あるいは心理的なものなのかは判然としませんが、禁煙パッチの効果は凄いです。貼っている間はちっとも煙草を吸いたいとは思いません。たまに吸いたいなと思うと、それは禁煙パッチを外している間のことで、再び貼れば吸いたいという気持ちが見事に消えてくれます。
正直言って、あんなに苦労した節煙大作戦の後半戦、つまり、煙草の銘柄をニコチンやタール分の少ない「マイルドセブンONE」に切り替えてからの地獄のような節煙の苦しさに比べると、拍子抜けするぐらいに簡単な禁煙の日々が今のところ続いています。こっちの方がどれだけ楽か?!もっと早く切り替えておくべきだったと反省するほどに!
さて、このように、いいことづくめの禁煙パッチですが、一点だけ困ったことがあります。
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