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2003.12.31

煙草とバラの日々

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 さてさて、今年最後の更新。

 気まぐれでこのサイトを始めたのが2003年1月7日なので、ちょうど1年ほどになります。その間にいろんなことがありましたが、このサイトとして考えるなら、やっぱり「禁煙」が大きなイベントでした。人生で初めての禁煙。

 軽く振り返ってみると…

2003.05.16「煙草と時間。」

…担当番組の会議室が新築の六本木ヒルズに移って会議室が全面禁煙になったり、大好きなハワイ諸島での禁煙が進んでいることが、まず禁煙の前提としてありました。「たった今いる場所が、本当に今いるべき場所ではなくなってしまう不安」とでも言うべきなのでしょうか?今年になって、そんな漠然とした不安が芽生え始めていました。

2003.06.07「禁煙は可能なのか?」

…「禁煙」のことを考え始めたばかりの頃に、ちょうどタレントの今田耕司さんから自身の禁煙の話を懇々と聞かされたのが大きな転機となりました。さすが喋りのプロ。話の持っていきようがうまい。非常に丁寧な言葉遣いながら、ちょっぴり挑発するような…。

2003.07.03「蛇を飲む。」

…もちろん、仕事のせいもありますが、例によって体調が慢性的に良くないというのも背景要因としては当然ありました。実は前年秋には「ブラックコーヒー」を断っていましたから、その流れといえば言える訳です。

2003.08.03「はじめての挑戦」

…そしてとうとう夏、8月1日から突如思いつくままに「節煙」を始めました。「一日あたり100本」以上も吸っていた大好きな煙草を、「一日あたり20本」以内に抑えるという、私にとってはかなり思い切った作戦、「第1次節煙プロジェクト」でした。ところが、このプロジェクト、意外と簡単に成功してしまいました。毎日1時間おきに、煙草を吸うたびに電子手帳の禁煙ソフトの「煙草を吸いましたボタン」を押していたのを思い出します。「一日あたり20本」以内に抑えるために、「20本入りの煙草の箱」によって管理しなかったことは成功だったと思います。その後に実感しましたが、「箱ごとの管理」だと、ちょっとしたこと(煙草を置き忘れた!…など)を理由に、ちょっとづつ自分に嘘をついてしまいそうでしたが、電子手帳による管理は意外と正解だったように思います。

2003.09.08「ONE」

…実は、8月1日に「節煙」を始めた時点では、その後に関する特別なプランはなかったのですが、当初の目標(「一日あたり20本」以内!)が意外と簡単に達成できたため、何らかの方向転換をすべきだろうという気分になってきました。そうして突発的に9月8日から始めたのが、さらに厳しい「節煙」プロジェクトとして、それまで一日あたり6mgのニコチンを含む煙草(マイルドセブン・スーパーライト)を1mgの煙草(マイルドセブン・ONE)に変更することでした。その名も「第2次節煙プロジェクト」!本数はこれまで通りの「20本以内!」という設定ですが、一日あたりの最大ニコチン摂取量が120mgから20mgまで激減するという、見た目以上に思い切った節煙作戦でした。じつはこれが想像以上にハードで、その結果…

2003.11.02「ついに始めてしまった〜ぁ!」

…8月1日から始めた「第1次節煙プロジェクト」がわずか1ヶ月ほどでクリアされたのに比べると、9月8日から始めた「第二次節煙プロジェクト」は10月いっぱいまで続けても、まだまだ未来が見えない状態が続いていました。正確に言えば、ノルマは達成していました。ですが、つらいのです。それ以前の節煙に比べると、比べようがないほどに辛いのです。このままではダメかもしれない!…そう思った私は、11月1日から突発的に、次なるステップへと齣を進めました。それが「完全禁煙プロジェクト(禁煙パッチ版)」です。その名の通り、完全に禁煙、つまり、あらゆる煙草を一本も吸わないのです。あまりにチャレンジングな挑戦なので、「保険」の意味も込めて禁煙外来に行き「禁煙パッチ」を入手しました。

2003.12.01「よるべなし。」

…最初は禁煙外来の先生の言う通りに始めた禁煙でしたが、この12月の頭頃から、それにすら満足できなくなった私は、先生の言いつけを無視して、さらに自分流の禁煙プロジェクトへと進化させました。それが「完全禁煙プロジェクト(禁煙パッチも禁止しちゃおう版)」です。この頃から、ついに「禁煙パッチ」すらも手放しました。また、その少し前からは「禁煙パイポ」なんかも手放していたので、ここからは完全な一人手放し状態の走行になりました。果たしてどこまで続くのか?

2003.12.31「まさに今日!」

…そして今日、禁煙はついに11月1日からの完全禁煙から計算すると、ちょうど2ヶ月目を終了しようとしています。と言って、何か特別なことが自分に起こっている訳ではなく、ただただ月日だけが過ぎ去っただけなのですが、もともとこの日、つまり、12月31日は、途中で放棄した禁煙外来の先生が禁煙パッチから離脱する最後の日として設定していた日でもあるので、自分としてもひとつの区切りにしようと思っています。区切りと言ってももちろん、禁煙を完成したからもう吸っても大丈夫!という意味の区切りなんかじゃなく、今後も煙草は永遠に吸わないぞと確認するためだけの、ささやかな区切りです。

 さて、禁煙2ヶ月目に改めて、自分に確認しておくべき事が二つ!

1)ようく思い出してみる!

煙草を吸っていた当時は、ついついそれは煙草のせいなんかじゃなく、それ以外の理由によるものだと、自分自身に無理矢理言い聞かせていたいくつかのことが、今では見事にクリアされています。たとえば、時折、肺の中心部あたりがゼイゼイと嫌な感じになっていたこと。時折、肺の中を冷たい液体が通り過ぎるような不快感を感じていたこと。時折、肺の中のニコチンとかタールによるものと思われる口臭を感じたことがあること。時折、不気味な痰に悩まされていたこと。時折、意味不明な咳や息切れに悩まされていたこと。その他、ヘビースモーカー時代に胸のあたりで起こっていた様々な不快感が、禁煙とともにすっかり姿を見せなくなっていること。

2)スタイルを変えていく!

ニコチン中毒と同じくらいに大変なのが、生活スタイルの改造です。このあたり、煙草を吸ってからの歳月によって個人差も激しいでしょうが、20歳未満の頃から人生の半分以上を煙草とともに生きてきた私の場合、また、放送作家という仕事を始める前から煙草を吸い続けてきた私の場合、仕事やプライベートのあらゆるシチュエーションの中に煙草が忍び込んでおり、確立された役割を担ってきました。たとえば、食後の一服だとか、会議中の一服だとか、執筆中の一服だとか、その他いろいろの一服がスタイルとして自分の生活の中に定着してきた訳です。そのため、ニコチンの誘惑に勝てても、これらスタイルの欠如感と戦うことも必要になります。正確に言うと、戦うというよりも、新しいスタイルを作り直すという作業です。これをしっかりと実行しておかないと、いつまで経っても禁煙は定着しません。

 この二つのことを新たに確認しつつ、来年も禁煙を続行しようと思います。

 てな訳で、今年はここまで。(仕事の方はまだ続いていますが…)

 来年もよろしく!

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