« 完全禁煙から10ヶ月 | トップページ | 紅い弾丸列車 »

2004.09.10

退化するカラダ

 最近、自分のカラダに異常を感じるようになっていた。既知の内臓系トラブルとは別で、何か筋肉方面で大きなトラブルを抱えているらしい兆候をいくつか感じていた。

 例えば、プロのマッサージ師や鍼師から最近、「伊藤さん、こんなに酷くなるまでなんで放っておいたんですか?」とか言われるようになっていた。これが一度や二度じゃない。しかもそれが、あまりにも体調が悪くてそれなりの専門家のところに二日連続で通った三日目の出来事だったりした。そう、鍼やら整体やらマッサージやら、それなりに一流の治療を三日連続受けたにも関わらず、ちっとも良くならないカラダというのは、何か大きな問題を抱えているに違いない。

 そこで、生まれて初めての体験になるのだが、近所のスポーツジムで、専属のプライベート・トレーナーなるものをつけてみることにした。たぶん私のカラダには何かとんでもないことが起こっているはずである。それを治さないことには大変なことになる。そう思えてならないのだ。昨年度の「完全禁煙」に続く、第二弾のプロジェクトと言ってもいい。こうして、あまりにも長い間無茶苦茶に放置してきた自分のカラダを何とかする大作戦として、いきなり「肉体改造プロジェクト」を開始した。

 そして、当日。私は生まれて初めてスポーツジムの門をくぐり、慣れないスポーツウェア姿でジムの先生に対面した。「ちょっと見せてもらうわね」と言って、先生は私のカラダを無造作に扱いながら、いろいろ調べ始める。まるで壊れたオモチャでも持ち上げるような手つきで私の手足を揺さぶってみたり、各種検査(らしきもの)が続く。その末に先生は言った。「これは…」と、ちょっとだけ息をのんでから、「これは、やりがいのあるカラダね」。予想外の言葉に私は首をかしげた。「へ?で、どういうことなんですか?」以下、先生は淡々とした口調で答えた。

「あなたのカラダ、人間じゃないわね」
「は?」
「でも大丈夫。こーゆーカラダだからこそ、やりがいがあるのよ」
「で、どういうことなんですか?」
「大丈夫。安心して。何とかするから。してみせるから!」

 えっ、どうなってるの、俺のカラダ?!人間じゃないって?!

|

« 完全禁煙から10ヶ月 | トップページ | 紅い弾丸列車 »

【特集】肉体改造プロジェクト」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。