魔法使い受難の時代
少し前にも書いたが、音楽に限らず、今、いろんなジャンルで進行している困った現象の一つが、この「王道進行」の話にも通じるのだが、「マーケティングの悲劇」だ。
そもそも、「マーケティング」はかつて、魔法の道具だった。それは、ごくごく一部の人間だけが使っていたものだったから。私もある種の魔法を得意げに使っていた時代がある。みんながそれぞれ魔法を使っていた。そして実際、魔法はそれなりによく効いた。
でも、時代が進んで、魔法は解析され、自慢げに語られ、出版され、商売となり、それをテーマにした雑誌が売られ、誰もが魔法について語ることができるようになって、その途端に、魔法は魔法でなくなった。ジャンルそのものが地盤沈下を始めた。
理由は簡単。全員が最強魔法を使えるようになった瞬間に、魔法の効果は無力化する。この現象が今、本当に至るジャンルで起こっているように見える。魔法が魔法でなくなって、慌てふためく魔法使いたち。そんな風景を、しばしば見かける。
困った時代になった。…というよりも、逆に、ちょっと不思議な魔法の時代がようやく終わっただけ、とも言える。
※なんか、気持ちはわからないでもない。人間は「大嫌いな人間が目の前にいること」も大嫌いだが、「大嫌いな人間が永遠にいなくなってしまうこと」も同じくらいに大嫌いだったりする。>アル・カーイダはマケイン氏「支持」、失政継承を期待して
※ジェットコースター的為替相場のせいで、FXの方がエラいことになってるらしい。>「下げ異常」「損切りの日々」 FX投資家、円急騰に悲痛
※写真:*istDs
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