迦楼羅
興福寺の国宝館には数十年ぶりに行ったのだが、かつては単独で陳列ケースに入っていた阿修羅像が、八部衆のその他の仏像と一緒にユニット扱いで陳列されていたことに驚いた。本来の意味としてはこれが正しいが、阿修羅ファンとしてはちょっと複雑。以前のように、斜め後ろからも見たかった。
ただし、八部衆があまりにも欠けているので、その点を係の人に尋ねると…
「すんません!春の東京まで待っとって下さい!春の東京では、八部衆も十大弟子も全員揃いますから!」
「残りの八部衆を今、奈良で見ることは出来ないんですか?」
「はい。一体、近くの国立(博物館)に行ってますけど、全員揃うのは春の東京まで待って下さい」
「それまでは無理ですか?残りの八部衆を見ることは?」
「ははーん、カルラでっしゃろ?やっぱり!(にやり)…カルラは今、お休みさせてますけど、春にはちゃんと東京の国立でお見せしますから。それまで、待っとって下さい!」
カルラとは「迦楼羅像」のこと。ことさらキャラの濃い八部衆の中でも、その鳥面のインパクトもあって、特別に人気の高い仏像の一体だ。阿修羅がボーカルなら、迦楼羅はギタリストぐらいの存在感があると。ルックス的にはスターウォーズに出てきてもおかしくない。
実際、私が係の老人に質問したのも、迦楼羅が見たかったからなのだが、それを受けて、老人が最高の笑顔で迦楼羅のことを喋ってるのを聞いていると、まるで、タレントに惚れ込んだマネージャーのようにも見える。
そして、春の東京ツアーがとても楽しみになった。
※ここ興福寺国宝館には、W鬼立像や、W金剛力士像など、スター性の高い仏像が揃っている。ちょっと狭すぎる気もするが、本当に楽しい!500円は安い!
※創建1300年を目前にして、奈良では、どこに行っても、再建工事まっさかりだった!>天平の七宝、再現へ 奈良・興福寺、中金堂再建に彩り
※最近思う。異常犯罪の裁判過程で出てくる言い訳とか詳細情報とか、それがネット内に溢れるだけでも、十分に犯罪だと思う。もう少し事実関係がハッキリするまで報道を待ったら、誰か困るんだろうか?
※写真:*istDs(興福寺)
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