ヤブカラボー

　昨日、予想外の知らせが届いた。

　正月に、旧知のディレクター二人に呼んで貰って深夜番組を一緒に作った。ところがこの番組、自分でもビックリするぐらいの低い視聴率を叩き出した。立ち直れないくらいに低い数字だった。

　それから５ヶ月近くが経って届いた知らせは…

　ひょんなことからカンヌの国際テレビ市に出品された同作品が、現地で大人気だという。まだ契約まで至った訳ではないが、複数の国から問い合わせが来ているという。

　で、当然のことながら「＃２以降の作品はないか？」という話になっているそうだ。だが、そんなものはない。視聴率が悪すぎて、日本では＃２を作る話など、これっぽっちもなかったからだ。

　そこで慌てて、#2があったらという設定でネタを準備することになった。ま、予算が足りなくて美術セットを作れなかったネタも多数あったので、何とかなりそうだ。

　これまで、自分が係わった番組の中には海外でフォーマット販売されたものもある。だが、いずれも、国内ですでに高い評価を得た作品ばかりだった。

　そういう意味で今回の話は、まったく予想だにしてない状態で吉報が届いた。なので、なんか、オマケが当たったみたいな妙な嬉しさがある。
　
　
　
※写真：*istDs+AF 70-300mm F/4-5.6 LD MACRO 1:2