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2012.05.30

和風総本家が「放送文化基金賞優秀賞」を受賞!

 とても嬉しい知らせが飛び込んできた。立ち上げから参加してきた思い入れ強い番組のひとつ、テレビ大阪の「和風総本家」が、「第38回 放送文化基金賞・テレビエンターテインメント番組部門」で「優秀賞」を受賞した。

■第38回 放送文化基金賞 受賞一覧(→詳細

 同部門は最高の賞である「本賞」に該当作がなく、テレビ大阪の「和風総本家・世界で見つけたMade in Japan」(2011年10月20日放送)が、他一本(フジテレビの「IPPONグランプリ」)とともに「優秀賞」に並んだ。

 周りの作品を見ると、ドラマ部門の本賞には「坂の上の雲」が、優秀賞には「カーネーション」等が並び、ドキュメンタリー部門の本賞には「Nスペ 38分間 巨大津波 いのちの記録」等、数々の重量級作品が並ぶ。

 そんな凄い顔ぶれの中に、レギュラー番組として放送を開始して4年目、大阪の小さなテレビ局が決して多くはない予算で作ってきたこの番組が混じることが出来たのは、奇跡と言っても過言ではない。

 そもそもこの番組、「日本の技と心、その素晴らしさを再認識する」という決して軽くはないメッセージをテーマに放送を続けてきた。それだけに、そうそう簡単に視聴率がとれるはずもなく、実際、数字の面では常に苦戦してきた。

 結果、この番組の若くて優秀なスタッフたちは、毎回高水準の完成度を提供し続けてきたにも係わらず、視聴率という形での栄冠をずっと受け取ることが出来なかった。それだけに、今回の受賞が嬉しい。本当に嬉しい!

 そして、彼らスタッフ以前に今回の受賞は、萬田久子さん、東貴博さん、増田アナをはじめとするこの番組のすべての出演者、さらには、毎回「この番組のためだったら!」と、めったに見せない姿を見せてくれる日本全国の「職人」さんたちのおかげだ。

 もちろん、この番組をずっと見続けてくれた視聴者の皆さんのことも忘れるわけにはいかない。苦しかった時期が長いだけに、その思いはことさら強い。でも、最後に一人だけ、特別に大きな声でお祝いの言葉を贈りたい人物がいる。

 番組のことをいつも気にしてくれて、日頃から「本当にやりたいことがあったら、遠慮なく言ってくれよ。俺はやるよ。もちろん、言いたいことも言うけどね。」と言い続けてくれている番組の大黒柱、地井武男さんだ!

 当然のことながら、今回の受賞作には地井さんも出演している。地井さん、おめでとうございます!

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